第42回

日本基礎老化学会大会

大会長挨拶

東京都健康長寿医療センター研究所
研究部長 石神 昭人


 第42回日本基礎老化学会大会長として一言ご挨拶申し上げます。

 この度、第42回日本基礎老化学会大会が、来る平成31年6月6日(木)より6月8日(土)までの3日間、仙台国際センターにおいて開催されることになりました。今回は第31回日本老年学会総会の一環として開催されます。日本老年学会は、日本老年医学会、日本老年社会科学会、日本老年精神医学会、日本老年歯科医学会、日本老年看護学会、日本ケアマネジメント学会、とともに我々日本基礎老化学会により構成される学会の2年ごとに行われる総会です。複数の学会による共同プログラムを積極的に取り入れるなど、7学会の総合力により学際研究としての老年学の新たな展開を目指すとともに、現在直面している超高齢化社会の諸問題に立ち向かおうと全体が企画されています。

 今大会のテーマは、"健康長寿社会の実現を目指した老化制御研究"と致しました。老化は、時間軸に沿って進む一方向性の避けられない現象です。しかし、すべてのヒトで老化の速度は同じではありません。老化に対する遺伝子の寄与率は25~30%程度であり、残りの70~75%は生活環境要因であると推測されています。そのため、生活環境要因を最善の状態に保つことにより、老化の速度を遅らせ、個体の寿命を最長寿命にまで近づけることが可能です。

 近年、世界中で老化制御研究が盛んに行われており、とても競争の激しい研究分野になってきました。複雑な老化現象のメカニズムを解明するためには、日本老年学会を構成する他の6学会とも密に協力して、多方面からアプローチする必要があります。老化制御の達成は、健康寿命の延伸に繋がります。そのためのメッセージが、"健康長寿社会の実現を目指した老化制御研究"です。

 それでは、6月に仙台でお会いし、熱い議論をいたしましょう。

 

 

2018年6月吉日
 

大会事務局

東京都健康長寿医療センター研究所  老化制御研究チーム 分子老化制御 
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